授業中,指導者は何を見てる? 手応えは?

小さな不安はあるけど“No Problem”大丈夫! 小さな不安はあるけど”No Problem”大丈夫!

授業中に何を見てる?

毎日の授業中,何を見ていますか?

なんて唐突な質問ですよね。

毎日の授業の手ごたえってどう感じているのかということにもつながります。

「今日,子ども達と楽しく授業ができた」と感じるときと,「なんだか今日の授業はうまくいかなかった」と感じるとき,何が違うのでしょう。

子どもたちが活発な意見を言い合うことだけではないと思います。

じっくり深く考えている授業の時,最初の「問い」が子どもたちにとって考える必然性につながっていたと実感できます。

活発な発言がなくても,友だちと関わりながら,教え合いながら進められた授業は,子ども達にとっての楽しい授業となります。

指導者は,何を見て授業をすればよいのだろうと思ったことありませんか?

授業準備の答えは?

ある程度の子どもたちの思考を予想して授業をデザインし,準備物を用意して授業に臨みますが,その計画や準備物が適切であったのかについては,授業中の子どもたちの反応こそが答えです。

35人一人一人が答えとしての反応をしてくれています。

授業者としては,よい反応をしてくれた子どもだけを見て,今日の授業はうまくいったことにしたいと思うたいこともありますが,よくわからなった,おもしろくなかったと感じた子どもたちにとって,その授業は2度と受けることができない授業です。

前述した「今日の授業はうまくいかなかった」と感じるのは,子ども達の反応が予想していた子どもたちの反応と違ったときに感じるのだと思います。

子どもたちと楽しい授業ができたときは,自分の予想が的中していたとき,あるいはそれ以上に考えることができたときに授業の手応えを感じているのではと思います。

つまり,うまくいかなかった授業は,決して子どもが悪いのではありません。

私の予想が間違っていた,子ども達の実態を把握できていなかったことが原因です。

子どもたちは,先生の期待に応えようと一生懸命頑張ってくれます。

それでもわからないのは,自分の授業デザインに無理があるということです。

もっと的確に子どもの思考を予想できる力があればと感じます。

授業中に教師がすべきことは?

毎日の授業で何を見ているのかという質問に対して,自分の予想した考え方をしている子どもがいるかいないかだけをチェックしながら机間指導するのではなく,どんな考えをしているのか,情報を収集するという視点で机間指導をする。

子どもって大人の予想しないことを考えたり,私には思いつかない考えをしたりすることがあります。

私は,そのデータを集めるために机間指導していると考えていました。

できているか,書いているかを見るのではなく,どんな考えをしているのか,なぜ,書けないのかを推測しながらデータを集めるように回っていると,予想していない考えのノートを見つけることがあります。

また,手を挙げていない子どもの表情は,とても豊かです。

わからないことを見つかりたくないと思っている表情,何の質問をされているのか我関せず他のことを考えている子の表情,「知ってる,わかる」という言葉を発して,本当は全くわからない子どもの防衛本能の表情,貝や石のようになって授業が終わるのを待っているだけの子どもの表情,ノートをゆっくり書き写していますというアピールをしながら理解できていませんという表情など,視点を見つけてみると,子ども達が先生に何を伝えようとしているのか見えてきます。

授業って,子どもの表情から子ども達の思考状況が見えてきますよ。

教師が発言の多い子だけを見るのではなく,ちょっと全体を,沈黙している子も見渡してみてください。

すると,授業に対する見え方が変わってくるかもしれません。

次の授業の子どもの予想が的確になると思います。

あの子は,こんな時に困るだろうと準備する発問やカードが変わってくると思います。

多様な子ども達一人一人に合った支援を考えて。

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