研修等で沢山の授業を見る機会がありますよね。
でも,本当に皆さんは授業を見れていますか?
どんな視点で授業を観察するか,大雑把にとらえてみると
① 先生の発問や動きに着目して観る(どうやって授業をつくっているのか)
- 先生がどんな板書をするのか
- 何を準備しているのか
- どんな発問をしているのか
- 教室の中をどう動いて支援しているのか
- 全体の授業を進めると同時に
- 個々にどんな支援をしているのか
上記のことを見てみてください。
そうすると,子どもとの信頼関係が見えたり,この日までの学級経営が見えたりします。
「教える」ということの技術を真似したいですよね。
たくさん見つけてみてください。
② 子どもの様子に着目して観る(子どもの思考の実態を把握するため)
先生の発問にどんな言葉で答えているかを観るのはもちろんのことです。
それだけでなく,授業研究は,子どもたちにとっても“見られている”のです。自分の頑張りを見せる時なのですから。
そして,授業をしてくれる先生の期待に応えようと一生懸命です。
未熟な子どもたちなりの言葉は,子どもたちの思考を表現したものです。
たくさん聞いて,反応の仕方を自分の中に貯めてください。
ただ,発言している子ばかりではありません。
- 教室の中に黙っている子はいませんか?
- 手が止まっている子はいませんか?
- 首をかしげて困っている子はいませんか?
声が出ない子どもたちを見逃さない先生になってください。
声が出せない子は,発問の意味が伝わっていないか,授業が理解できていないかもしれません。
そこは立ち止まるときです。
そして,集中していない子がいれば,それは授業がつまらないと評価されていることなのかもしれません。
子どもの反応やつぶやきが正直な評価です。
教室の前からでなければ,子どもたちの小さな表情を見逃してしまいます。
③ 教科の専門的教材分析に着目して観る(教科の専門性を教材研究)
教科の専門性が問われる教材分析の視点で授業を観たいですね。
単元の系統性や(他の学年とのつながりはどうなっているのか,この学年で学習する次の内容とどうつながっているのか)本時目標と学習のめあてがずれていないか,それを実感するための問題提示になっているか,子どもたちの言葉でまとめができているか,めあてとまとめが対応しているかなどです。
教材研究をすると,調べたり考えたりして新しい発見がありますよね。
でも,教材研究したことは,ストレートに教える内容にはなりません。
絞り込んで,自分で気づくように,自分で調べる方向性を示すことが教材化です。
授業をそんな風に観ると,本当にこの問題でいいのかという批判的な視点も出てくるかもしれません。私ならこうするという視点も大事ですよね。


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