教師の声,話し方

小さな不安はあるけど“No Problem”大丈夫! 小さな不安はあるけど”No Problem”大丈夫!

先日,ある学校の授業を参観しました。

また,学会では口頭発表をする機会がありました。

そこで感じたこと,話し方の違いは伝わり方に大きく影響するのではないかということです。

話し方と言っても,いろいろな具体を含みます。

声の大きさ,視線の流し方,口の開け方,言葉遣いによって印象が変わるということを実感したのです。

そういう点で,教師は,一日中話をする職業です。

ただ,相手に伝わったかどうか確かめるには,3つの方法があると感じます。

話の理解状況の把握

一つはテストの結果,つまり学習内容が伝わっていれば理解につながります。(これは教師にとってはシビアな評価です)

もう一つは,「わかりましたか?」と具体的に聴いてみることです。

教師は,この方法で確認することが多いと思いますが,そこには,教師は,評価者としての絶対的存在感があり,子どもたちにとっては,ステークホルダー(利害関係)が存在していて,「わかりました」としか,言いようがない状況を作ってしまっているのだと感じます。

そして,一番正直な評価は,子どもたちの小さな表情です。

顔をしかめたり,首を傾げたりすれば,わかったと言い難い。

でもわからないと言えば説明を求められる。

しっくりしていない状況。

先生に聞こえるか聞こえないかというくらいの小さな声でのつぶやき,急な視線の移動等から,伝わっていないことが確認できます。

だから,授業は,教室の後ろから子どもたちの背中を観るより,教室の前(廊下側か窓側)で,子どもたちの表情を観ることが大切です。

教師の話し方

話を戻して,教師の話し方についてです。

口からふーっとため息を吐きだす時にどれくらい口を開けますか。

そんなに大きくないですよね。

その口の大きさで言葉を話していると,子どもには,とても聞き取りにくいです。(学会での発表で,口を開けない人の発表内容は,全くわかりませんでした。もったいない)

口角を動かしながら話すことを意識すると,言葉がはっきりとします。

話すスピードもそんなに速くなりません。

言葉の語彙が少ない子どもたちには,一つ一つの言葉がキチンと伝わるように話したいですね。

声の大きさについては,一度ビデオで撮ってみるといいですね。

ただ,誰もいない教室と,子どもたちが座っているときの音量は全く違います。

視線と合わせて,教室の4つの頂点を意識して目を配りながら,教室の後ろの子どもたちに話しかけ,声を届けるつもりで話すのがいいと思います。(体育館やグランドで授業する体育の時も,全校生徒に話す機会があるときも,届けたい一番後ろの子どもに視線を送りながら,声を届けることを意識して)

黒板ばかりを見ていないで,下ばかり見ないで,時々,子どもたちの表情を確認しながら伝えることを心がけてみてください。

話す長さ

もう一つ,文が長いと子どもたちは理解できません。

接続詞や感嘆詞でつなげないで。(だから,それで,うーん,えっと,あーという言葉は避けて)

短い文で説明して,伝わっていなければ,付け加えていくように。

話す前にナンバリングするのもいいですね。

「3つ話します」とか,「今日は1つだからよく聞いてね」と伝えると,より伝わりやすくなることでしょう。

何より,笑顔で話しましょう。

注意等の指導のとき

反対に注意したり,叱らなければならなかったりする時,大きな声で怒鳴る必要はありませんよね。

自分が悪いとわかっているのですから。

その時は,いつもの自分の声のトーンと変えます。

低めのトーンで,顔は真顔(笑ったりごまかしたりしない)で。

この状況になって残念だと感じている教師の思いと,なぜ叱られているかという理由について諭すように伝えます。

注意するのは,5分程度。それ以上だと,集中力は切れ,子どもは先生のことが嫌になります。

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