不登校増加のニュース

小さな不安はあるけど“No Problem”大丈夫! 小さな不安はあるけど”No Problem”大丈夫!

先日,不登校増加のニュースが出ていましたね。2022年度の不登校の小中学生は過去最多の約29万9000人で過去最多と発表されました。

前年度比22.1%増だそうです。

本当に驚きの数字です。

各学校現場にとって,深刻な問題です。

ただ,学校の対応や不登校になっている子ども自身の心の叫びはニュースの記事や不登校の数字からは読み取ることはできません。

理由がない不登校

1つは,不登校の実態を報告する学校現場では,原因を考えることを優先してしまいます。

友だち関係のトラブル(いじめを含む)や先生との関係における不信感,学力不振,ゲームによる昼夜逆転の生活,家庭環境(母子分離不安,ヤングケアラー,ネグレクト等)と原因となる要素は様々です。

しかし,最近増えていると感じるのが,原因がわからないという子どもです。

なんとなく行きたくないとか,日々その原因が変化していくこともあります。

コミュニケーションの問題が多いと感じます。

心に不安や不満を抱えている子ども達の日常の小さな変化や子どもの様子で担任が観察していればと思うことも多々ありました。

不安や不満に寄り添うため,養護教諭が対応したり,カウンセラーにつないだりするのですが,その連携に問題が起きてしまったりします。

ただ,この原因追求の学校も批判されることがあります。

登校支援がプレッシャーにつながって,余計に行けなくなったとか,その支援が適切だったのか。

学校では,どう対応すれば不登校が減少するのかというモグラたたきのような対応より,学校に来ることで,心を許せる友達がいたり仲間がいたりすること,授業が面白い,楽しいことがあるというポジティブな場所になることを考えることが大事なのではと今さらながら感じます。

学校って,勉強をするために行くところですが,自分自身を振り返っても,友だちに会いに行くとか,部活が楽しいからとか,給食に好きなメニューがあるからという理由で学校に行っていた気がしませんか?

マイナスに目を向けるより,プラスを増やすことが大切なのではと感じるこの頃です。

学校以外の選択肢も

もう1つは,学校に行くことしか選択肢がなかった時代から,学校以外の選択肢が増えているのも事実だと思います。

フリースクールがあったり個別でオンライン授業を受けたりできるという情報を子ども達自身が知っているということです。

昔は,そんな情報を持っている小中学生は少なかったと思いますが,今は,あらゆる情報があふれ,不登校になった子が,

「学校に行けなくて不登校だったけど,自分でYouTubeをしたり,アイドルになって成功したりしている人がいる。私もそうなりたい。だから,不登校でも心配ない」

と言っていました。

自分もその選択をしたいと考えていたその子は,そんな成功体験の情報ばかりしか目に入らなくなってずっと不登校のままでした。

ただ,その子にYouTuberとして日々情報公開をする地道な作業もアイドルになるための努力をすることもなかったので,ただ漫然と憧れだけを抱いて不登校の日々が過ぎていました。

最後に

大人や周りの人が躍起になっても不登校は減らないのかもしれません。

教師にできることは,コミュニケーション力を育てるというより,そのままのあなたが素敵だという思いと,その子の言葉を傾聴するというほんのわずかなことなのかもしれません。

そして,どれだけ時間がかかるのかわかりません。見えないゴールを目指すつらさはありますが,約30万人の子どもの叫びに寄り添って,真剣に向き合う気持ちが伝わるように接するしかないのかなと感じます。

ただ,そのことで心を病んでしまう先生にならないことも大切です。

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