小学校の先生方が,文系出身の人が多く(私ももちろん文系ですが),算数や数学は苦手で嫌いでしたと言う人がほとんどです。
そんなに嫌いにならないで!と思います。
苦手と嫌いはイコールでない
得意と好きは同じではないと感じます。
小学校の教師は,学級担任がほとんどの教科を指導します。
もちろん指導者が得意な教科も苦手な教科もあります。
私は,体育も図工も苦手です。
うまくできないからかもしれません。
跳び箱も水泳も苦手でしたし,走るといつもビリでした。
図工は,大学の先生から,
「こんな風景画,小学生でも描くことができるレベルです」
と言われたことがあります(忘れられないですけど)
社会科は,授業に興味が持てなくて,歴史上の人物の名前がややこしく,覚えられなくて,赤点を取ったこともあります。
つまり,私自身は苦手教科が多すぎるくらいです。
苦手だとしても教師の役割は?
教師としての私の役目は,子ども達に苦手な教科を作らないことです。
どの教科も面白い,なんだかどれもやってみたい,と思える授業をすることだと思っていました。
自分がどうして興味が持てなかったのか,それは,教える教師が知識を伝達するための授業をしていたからだと感じています。
だからこそ主体的に協働的に学べる「問い」の質を考えて授業をしようと考えていました。
私が教えるのではなく,子ども達の「知りたい」「学びたい」のスイッチが入る「問い」を大切にしたいと考えていました。
「算数」が嫌いなのはなぜ?
高学年の子どもたちの嫌いな教科は,算数です。
どうしてそういう状況が起きるのか。
その原因の一つは,先生たちが「算数って好きじゃない」オーラを出して授業しているからだと感じることが多かったように思います。
先生が嫌いだと思って授業をすれば,楽しいはずがありません。
子どもたちが考えたい,学びたい「問い」を提示することがありません。
そんな時,「算数と数学のちがいって?」という記事を見つけました。紹介します。(ベネッセ教委情報サイト)

「算数は,具体的な題材で考える」かつ「正確に答えを出すことを重視」
「数学は,抽象的な思考をする」かつ「答えを求める過程を重視する」
算数は,数学を学習する上での土台であり,正確に答えを出す技能を身につけ,身の回りの事象を算数・数学的に考えて解決することの楽しさを知るのが大切であるのに対し,数学は,ものごとを抽象化し,考えのプロセスを表現することを通して,論理的思考力を身につけることが求められていると示されています。
算数と数学はつながっているものの,算数と数学には考え方や求められる解答に違いがあります。
ただ,小学校の算数で「なぜそうなるのか」「解く過程」「数学的なよさ」「どうしてなのかを説明する(証明する)」を考えない授業をすれば,数学へのギャップが大きくなるのは当然です。
だからこそ,小学校の算数でも「なぜそうなるのか」「解く過程」「数学的よさ」「どうしてなのかを説明する(証明する)」ということを考えて授業をする指導者でありたいと思います。
最後に
算数・数学だけでなく,国語も社会も理科も全ての教科教育が,その「教科のよさや本質」の専門的な知識と「なぜ?」と考える問題解決の力を育てる授業構成をする必要があると感じました。
小学校の授業は知識伝達の授業だとか,中学校,高校の授業は抽象的で論理的な思考過程を重視する授業だとかという線引きをしないことが大切なのではと感じました。
皆さんはどう思いますか?


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