「なぜ,ノートを書かなきゃいけないの?」って子どもたちに聞かれることはありませんか?
もちろん,ほとんどの子どもたちが何の迷いも感じることなく,板書してあることを書き写そうとしてくれるでしょうが・・・。
・・・板書した通りに書き写すことを求めますか?
・・・きれいな字で書くことを求めますか?
・・・質問した子に何と答えますか?
ノートの意義
私は,子ども自身の学びの足跡づくりだと思います。
視覚化です。
だから,板書通りでなくてもいいし,自分にわかる字ならいい。
ポイントがわかりやすく書いてあればテストのときに自分のノートが自分だけの参考書になります。
ノートを見れば学習時間を思い出せる,そんなノートづくりをさせたいですね。
そのために,算数では,見開き2ページにまとめる。
余白を考えて,自分だけでなく,友だちの考えのよいところを吹き出しで書き留めることができるように。
国語では,ノートにこだわらず本文に書き込みができるのもいいですね。
社会は,ノートの右端に調べたことや先生が話したちょこっと知識を書き留めます。
理科や英語は補助ノートがあることが多いですが,自分の気づきはどんどん書き込ませたいですね。
そのためには,45分の授業を2ページのプレゼンシートのようにまとめる力が必要になります。
ノートをまとめるための力
授業の中で大事なことを見抜く力が必要です。
友達の言葉を簡単に要約する力が必要です。
どんな思考過程なのか,つながりを考えながらまとめる力が必要です。
振り返った時にポイントがわかるようなわかりやすさを求め,自分の字が読めなきゃ役に立たない,自分の学びや成長が見えるノートにすると,子どもたちは,自分のノートを大切にします。
そのために,大事なことは赤ペンで,友だちの考えやなるほどと思ったことは青ペンで,失敗したことも残しておく。
このノートづくりは,自分で課題を見つけて取り組む家庭での自主学習につながることが多いです。
身近なところに「不思議!」や「どうして?」「なぜ?」をたくさん見つけて
「自分で調べる,まとめる」を楽しむことにつながります。
良いノートの提示
以上のように私たち教師はノートの良さを知っているし,説明できます。
ただ,子どもたちに言葉で説明しても伝わりません。
だからこそ,先生がノートのお手本を示してあげるといいと思います。
「良いノート」とは,どんなノートなの子どもたちとイメージを共有することです。
そして,いいなぁと思ったノートは,本人の許可を得て,掲示したり学級通信に載せたりします。
先生が直接褒めるより本人の気分は爆上がりですし,他の子どもたちにとっても身近な手本として意欲を掻き立てます。
教師が授業前にできること
先生も子どもの使うノートをイメージしながら授業を構成することをお勧めします。
授業の指導案というより,板書やノートをイメージすると,授業の着地点が明確になり,そのためにどんな発問をするのか,子どもたちのどんな考えを取り上げて関連付けるのか,授業のアウトラインがわかりやすくなります。
最後に
授業ノートの大切さや子どもたちに対してできる工夫等について説明しました。
当たり前にように作っている授業ノート。
今一度そのノートの意義について考えると,新たな気づきが生まれるかもしれませんね。
これからも先生らしく,子供らしく世界に一つだけのノートが作れるように願っています。
4月に書いていた自分のノートと5月末に書いた自分のノートの学びが成長している子どもたちの笑顔って素敵ですよ。


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